退職代行を利用した場合、親バレや家族に連絡の可能性があるって本当?

退職代行を利用すれば、言いにくいことを自分で伝える必要がありませんし、必要な書類や手続きも代行してくれるので、昨今人気のサービスとなっています。しかし、退職代行を利用することで、「親バレの可能性がある」と聞いたことはある方もいるでしょう。

この記事では退職代行を利用して親バレはするのか?親や家族にバレないための対策について解説します。

退職代行を使って親バレの可能性はある?

まず大前提として、退職代行会社は個人情報を厳重に管理しているため、親バレの可能性は極めて低いと言えます。特に弁護士が運営している退職代行であれば、個人情報に関する法律や規則の遵守をしているので、まずバレることはないでしょう。

そのほか退職代行会社では、お客の個人情報を漏洩させないよう、以下のような対策を講じています。

  • SSL暗号化通信による情報送信
  • 個人情報のデータベース化による情報保護
  • 社員による不正アクセス防止のための教育

退職代行会社の利用者からの口コミ・評判も確認することで、それぞれの会社のサービス内容や信頼性を把握することができます。退職代行会社を利用する際には、プライバシーポリシーの確認や口コミの確認はしておきましょう。

会社が親や家族に連絡・電話をしてバレるケースがある

ただし以下が原因で親バレしてしまうケースは0ではありません。

会社が親に電話をしてバレる場合

会社が緊急連絡先として家族の電話番号を把握している場合には、家族に退職の事実が伝わる可能性があります。会社から直接家族に電話がかかってくることもありますし、親と一緒に住んでいる場合、家族が電話に出たり、留守番電話に録音された内容を聞かれたりすることで、退職の事実が知られてしまうこともあるでしょう。

また新しい転職先で緊急連絡先として家族や親の電話番号を登録した場合、バレてしまう可能性も0ではありません。

郵便物が自宅に届いてバレる場合

また会社から家族に直接連絡が行かなくても、会社からの郵送物が手元に届いてしまい、退職の事実が知られてしまうことがあります。たとえば退職証明書や源泉徴収票、年末調整の給与明細、離職票、年金手帳、被保険者資格喪失証明書、厚生年金基金加入員証などは受け取りが必要なので自宅に届きます。親と一緒に暮らしている場合、郵便物からバレる可能性もあるでしょう。

社会保険から健康保険への切り替わりで親バレする場合

退職をして次の仕事が決まるまでの間、今まで加入していた社会保険から国民健康保険に切り替える必要があります。

健康保険料の請求は世帯主に届くので、親と同居している場合は請求書が親宛に届き退職したことがバレてしまうでしょう。

ただし一人暮らしをしており住民票を移していれば、年齢や社会的地位などは関係なく世帯主になります。

退職代行を利用して親にバレないための対策

退職代行を通して連絡してもらうようにする

退職代行サービスを利用したあと、要件があり会社から退職者に連絡が入る場合もあります。それによって親バレのリスクがあるでしょう。そのリスクを避けるために、「要件は退職代行業者を通して連絡してください」と会社側に伝えるようにしておきましょう。代行業者に強くお願いしておくことで、電話連絡による親バレリスクはなくなります。

郵便物を転送する

郵便局には指定した住所で郵便物を送ってくれる転送サービスがあります。通常は引っ越しの際に利用することが多いですが、この転送届けを友だちや恋人などの自宅にすれば、自宅に郵便物が届かなくなるので、郵送からの親バレは防げるでしょう。ただし郵便以外の民間で郵送されるケースがあるので、都度手続きが必要になります。

また転送手続きは反映までに1〜2週間程度かかるので、早めの対策が必要でえす。

社会保険の任意継続手続きをする

通常、退職した翌日から加入していた社会保険の資格を失いますが、条件を満たすことで被保険者となれる「任意継続被保険者制度」という仕組みがあります。

加入期間は最長2年間であり、保険料も全額支払いに変更されますが、支払い宛は本人に届くため、家族バレを防ぐことができるでしょう。

まとめ

退職代行を利用したことがバレることはありません。ただし退職や転職の事実は、いずれどこかのタイミングで親や家族にバレてしまう可能性は高いです。あらかじめ親と話し合っておく方がよいでしょう。

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